受験を振り返って。。。

昔は、モチベーションなどのためにブログやろう!などと思ってましたが、結局一度も投稿しないまま受験を終えてしまいました。 でも、そんなことやる間もなく勉強していたからこそ、受かったようにも思えます。  もちろん日々書きながら成功を収めた諸先輩がたもいますし、批判しているわけではないのですが、とりあえずのアドバイスは「悩む暇があるなら勉強する」です。

 

あと、入ってみて思ったことですが、地頭がよく別に医師にどうしてもなりたかったわけではない人が半数はいる、ということです。 驚きました。 ほんとにこんな奴がいるんだな~て。 でも、養成する側はそれをある程度承知であるように私は感じます。 面接官も15分そこらじゃわからないし。 なにより、、いくら熱意があってもヘビーな暗記量をこなせる人でなければ、結果的に病人を殺してしまう。 教師側は、心を鬼にして、泣こうが喚こうが、点が足りなければまた来年と突き返しているように見えます。 受験生はこれに対して、世間と一緒になって憤慨する時間を惜しんで、「受験は、医学を学ぶスタイルの訓練。 いまは未熟でも、地頭悪くても、努力次第で到達できる。」とただ受かることを考えるのが有益だと私は思います。 良くも悪くも、勝てば官軍です。

特に、再受験の方は情報に惑わされないように身を粉にしてガンバってください。

 

山梨大学医学部 vs. 徳島大学医学部

首都圏の予備校に一年通っていたときに思ったのですが、首都圏思考の生徒は、「前期千葉か東京医科歯科、後期山梨」というのをよく聞きました。 千葉と山梨じゃ全然傾向違くない?!とも思いましたが、試験問題の傾向や偏差値というランク以外にも、大学によって「進級のしやすさ」に大きな違いがあります。

群馬大学富山大学らが実施した統計(たぶん非公開)によると、現役生は問題ないが、浪人を重ねている生徒ほど、留年する危険性が高い、とのこと。 なので、現役生は問題ないだろうが、多浪生はぜひ大学の「進級ぐあい」もちょっとは考慮しては?と思う。 

 厳しくて有名なのは、山梨大学宮崎大学。 やばい。 「え?でも何年かかっても卒業できればいいじゃんw」ていう愚か者はいないだろうか? 規定があって在学できる年数が各学年で決まっている(1,2年で計4年まで、とか)ので、放校の憂き目にあう学生の少なからずいることを知ってほしい。 しかし、まあそれが正常な、健全な医学部であるように思う。  広島大学の生徒100人強が留年になったニュースがあるが、ほんと猛省すべきである。 生徒だけでなく、医学教育者も。

 

 話が脱線した。戻したい。

 言い方は悪いが、ゆるくて有名なのが、徳島大学琉球大学。 しかし、最近は留年者もそこそことか。 京都も簡単には単位をあげなくなってきたと聞く。 

 全国でちらほら変わってきたと聞く。 プロフェッショナルは、社会に対してプロフェス(公言)しなければならないとどこかの先生が言っていた。 今の変化が社会的防衛ではなく、プロフェスに向う変化であることを願いたいですね。

 

Yasuoの方法論ノート

昔、再受験生がHPで書かれた、有名なものらしいです。 HPは閉鎖されているらしいので、参考に載せておきます。 

 

 

 

【受験勉強一般のための精神論】  Yasuoの方法論ノート
 合格したいのなら、必ず合格するという気迫が不可欠。 要は本人が必死になれるか。 本当に受かりたいと心底思ったときに受かる。 常に試験直前であるかのような精神状態を維持する。 自分を奮い立たせ続け、勉強に 「ハマる」こと。 合格に必要なのは一定期間勉強に集中する能力。 それを身につけることが大前提。 絶対に1回で合格するという思いで勉強する。 「来年」と思っているようだと良くて「再来年」、悪くするとずっと受からない。 素直で謙虚な気持ちを大切にすること。 悪い部分こそ他人に指摘してもらい受け入れられる器を備える。
 時間を大切にすること。 今自分がやっていること(受験)は、自分の人生の中で「今しかできない」。 だから今という時間を無駄になんてできない。 集中しないと人生がもったいない。 「明日ではなく、今日できることは今日やる」。 1年で埋めることのできない大きな差になる。 勉強を続けるのはつらい。でも目標を明確に掲げ日夜努力するのはとても素晴らしいこと。 そんな自分を誇りにしたいし、誇れる自分でありたい。 自分でやる(合格する)と決めた以上、決して途中であきらめない。 諦めた時が負け。 

 

短期合格のために必要なことは、合格まで強いモチベーションを維持すること。 そして合格のために惜しみなく力を注ぐこと。 試験合格のためにできること はすべてやる。 ほんとうにすべてやる。 「できるのにやらない」これがいちばん合格を遠ざける。
 生活リズムを確立する。 起きる時間寝る時間勉強を始める時間をきっちり決めてしまう。 朝型のリズム(朝が早い分夜も早い)をつくり、自習室・図書館で勉強する。 この生活を1年続ければ合格する。 1年の辛抱だと思って一気に勉強したほうが、効率がいい。 つらい。 でも人生を1年無駄にすることはもっとつらいはず。 常に自分を客観的に検証すること。 

 

勉強だけやっているとだんだんあらゆることに盲目になってくる。 今の自分の実力はどうなのか、厳しい目で客観的に評価する。 人間的にも曲がってないか確認する。 

 

夢をあきらめない。 自分の夢は自分だけのもの。 誰にも譲れない。 心に具体的に思い描くことのできる夢ならば、それは実現できる夢。 常に走って追い続ける。 身の周りから、勉強以外の誘惑となるようなものを除去する。 自分にとって今大切なものがないかを考える。 勉強ばかりで忙しすぎて、他のことが何もできないとついむなしい気持ちに包まれてしまう。 でも、イチロー曰く「忙しさっていうのは、自分に与えられた勲章なんだ。」 自分の忙しさ、大変さを誇りに思えるようになれば、こっちのもの。 たまたま運がよければ合格することがあるかもしれない。 でもある社長曰く「成功とは努力に運が乗ることである」と。 つまり運が乗る努力がなければ結局成功しない。 合格は気力+体力+勉強量。 猛烈にやる。 空いてる時間があったらすぐにも勉強する。 自分を追いつめる。 「何とかなる」なんていう余裕があると甘えてしまう。 

 

攻めの計画を立てる。 それをさらに前倒しにする。 「短期目標→達成→短期目標→~」のサイクルを大切にする。 

 

すべて最終的には自分の努力に帰せられる。 合格不合格はすべて自分の責任。 自分の「心の弱さ」に負けないこと。 合格の栄冠の前に立ちはだかっているのは結局自分の弱さ。 まずは自分に勝つことから。 自分自身をコントロールする意志を持つ。 ライバルを想定する。 切磋琢磨しあう。 孤学にならないように。孤独は辛い。 心の健康状態も良好に保つ。 

 

勉強でムラは禁物。ある日200%勉強しても、次の日が0%ならいつもと同じ。 常にハイレベル(120%以上)のペースを維持する。 つまらないことに時間をとっては いけない。 「つまらないこと」=自分がつまらないと感じることではなく、自分にとって必要のないこと。ex事務的な電話・資料整理  自習室・図書館で勉強する。 

 

「右や左のライバルに負けない!」。 闘争心を持つ。 

 

感情の浪費をなくす。 マイナス感情は心を疲れさせる一方。 

 

自分が立てたプランは死守する。 何が何でも実行する。 朝の時間を確実にキープする。 午前中が勝負。 時間密度をあげる。150%ぐらいまでなら濃度をあげられるはず。調子の乗らないときはある。 でも勉強はやっているうちに調子が出てくることがある。 とにかく始めてみてそれから考える。 

 

つきあいは区切る・しめる。 人間関係はとても大切だが、時に自分を合格から遠ざける。 すべては合格のため。 判断を迫られる問題があるとき、それが合格にとって+か-かを基準に判断する。 中途半端なやり方は最悪。 自分のやってきたことを絶対無駄にしないためにも徹底的にやる。 受験をしていたころを、「あのころは本当に頑張った」そう振り返ることのできる時にしよう。 

 

合格者は発表があってはじめて合格者になるのではない。その年の試験を受ける段階で、合格者となるか、受験生でありつづけるかは決まっている。 本番までに合格者になる。 各科目の締め切りまでに、各科目の合格者になる。 人間、おそろしいのは、完全燃焼していなくても明日がやってきてしまうこと。 夜、すぐに眠れるぐらいに疲れよ。 1日終わって疲れていなければ、やり方が甘い。 

感情を持たない。 課題を感知したら機械の如く処理にかかる。 時間を惜しむ。 大きな夢を持ち、一流の目標を立てる。 「最高のものに憧れるのは当然でしょ」イチロー談。 短期目標に到達し、達成感を味わうようにする。 自分を誉める。 障害を乗り越える勇気・自分を見つめ自分と対面する勇気を持つ。 自分に誠実であれ。 自分が何を望み、何を考え、何を感じているのかを分析してみる。 そこから自分の夢、目標を再検討してみる

地方国立医大生の特徴と懐事情

医学部くるくらいだからお金持ちで都内で医学部専門の予備校に通ってた人が多いんじゃないか(特に私学!)と想像される方も多いのではないかと思いますが、国立に限っては実際にそんな人は少数派です。 いても一桁くらいなように思います。 

都内出身者の内訳は、4.5人首都圏河合塾(麹町はいなかった)や二人宅浪(一浪)、五人学校の授業のみという具合です。 もちろん医学部専門予備校とか通っている人たちが地方の国立大学に来ないだけかもしれませんが。 地方から来る人が多く、大学所在地の県出身者は入学者の3割くらいだと思います。 しかし、福島以北の入学者はいませんでした。 倍率が倍率ですので出身地はほんとバラバラで知り合っていくのが本当楽しいです。 

 しかし、気になったのが、同じ医学科内に兄弟姉妹が多いということ。 不思議でした。 上の兄弟が目指してるから私も!というのは分かるのですが、受かるんだ、と。 弟妹の方々と受験の時の話をすると、みんな受験は辛いものだと知っていたけど、意外と簡単に受かった!?てきなことを言います。 もちろん大変努力したんでしょうけど。 たぶん、上の兄弟の学校だけの生活だけではなく、苦しんだり、猛烈に勉強している家での生活を目の当たりにするからなんでしょうね。 受かる程頑張った兄弟を持つ下の子は、危機感が持てる分、しっかりと向き合えるのかもしれません。

 

 

 懐事情ですが、まあ医者のご子息は懐はほっかほかです。 一般家庭の人もいます。 国立は親の収入帯は比較的散在していて、とても居心地はいいかもしれん。 3万の車を買い、安い保険かけて乗ってる人もいますし、月100万使わないと親に怒られる人もいます。 そんな人たちがふつーに一緒に飲みに行ったりします。 面白いですよ。 お金持ってるからといって、決してひけらかしたりはしません。 ただ、医学部生の特徴としてアクティブ、行動力が半端ないので、それと相まって、長期休暇ごとに海外へ放浪という人もちらほら、休みごとに飛行機でライブ、コンサート、温泉、etcという人も多いです。 

 また、医学部の特徴として、どの大学も運動部が活発なようです。 私の大学も運動部に入っている人がほとんどです。 共通して、みんなプライドをかけて真剣に自分を成長させようとしている気概があります。

 

これから一年で医学部に合格する生徒

思い付きで書きます。 

 

医学部にしっかり受かる、受かる確率の高い人は、(現時点では)英数国のできる人です。

 

 

 根拠として、理社に比べ、点の揺らぎがなく、なにより習得するのに時間がかかる。  それに対して、理社は半年もあれば独力で合格レベルまで持っていけます。(「大手予備校の授業と過去問のみ」がお薦め!)

 これは個人的な見識ではないと思います。 機会がありましたら、ぜひ大手予備校の浪人生コースの選抜試験の要綱を見てみてください。 ハイレベルやトップレベル、スーパーなどの冠がついていると思いますが、レベルの高いコースでは英数国の三科目の試験だけで選抜することがわかります。 その下位のクラスはそれに理科二科目加わった試験。。。。 統計的に、ある適度の根拠ある事実なんだと私は思います。 なので、高校生は、英数国の授業はしっかり受けておいた方がいいと思います。 理社は公立高校なら内職マストです。 

 

また、 現役で受かる人は、先取りして勉強できる人であるような気がします。

 

Niccolò Machiavelli

なぜならば、運命は女だから、彼女を組み伏せようとするならば、彼女を叩いててでも自分のものにする必要があるから。そして、周知のごとく、冷静に行動する者たちよりも、むしろこういう者たちの方に彼女は身を任せるから。